ファイバーレーザー溶接とは④ ロボットファイバーレーザーの更なる可能性について

新導入のalfaJULIA – W1500ができることと、その先にあること
株式会社都留では2024年末からロボットファイバーレーザー機、alfaJULIA – W1500を導入いたしました。
この溶接機の特徴は、当社のベテラン溶接技術者による溶接加工時の情報(段取りや動作など)を、初回作業時にAIが自動収集してくれることです。これにより、2回目以降の溶接作業が非常に簡単に行えるようになり、複数の同じ製品を作る作業がとても素早く行えるようになりました。
また、それらのデータはAIに図面などと紐付けされて管理・保存され、ぱっと呼び出すことが可能なため、間を空けてのリピート加工も、もちろん素早く行えるようになりました。
さらに、alfaJULIA – W1500では、AIが蓄積されたデータを分析して、最適解ともいうべき溶接条件を残すことも、現在開発計画されているそうです。
AIが熟練の技を引き継いでデータとして残してくれるとともに、時にはさらなる改善案を提案しつつ、それらを後世の若手技術者に受け継がせてくれる。
ロボットファイバーレーザーは、未来の溶接技術者への継承という意味でも活躍してくれそうです。
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