「ファイバーレーザー溶接とは①」メリットとデメリットを解説

2025年1月29日 公開
/ 2025年2月11日 更新
技術
ファイバーレーザー溶接は、TIG溶接とコスト面ではほぼ変わりません。
しかしながら、ファイバーレーザー溶接は溶接スピードが速く、かつ溶接焼けもないため後処理の必要がなく、時間の大幅短縮に繋がります。
ここでは、そのファイバーレーザー溶接のメリットとデメリットを、わかりやすく解説します。
ファイバーレーザー溶接のメリット
- 溶接スピードが速いため、短時間で仕上がる。
- 溶接焼けがないため、焼けの除去といった後処理の必要がなく、さらに短時間で仕上がる。
- 溶接焼けがないため、製品の歪みが少なく、高品質な仕上がりになる。
ファイバーレーザー溶接の高品質性についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
「ファイバーレーザー溶接」の高品質性 - TIG溶接よりも溶け込みが深いため、非常に高い強度を持つ。
ファイバーレーザー溶接のデメリット
- ファイバーレーザー溶接の機器は高価で初期費用がかかるため、まだ導入している工場が少なく、所持している工場を探す必要がある。
- 従来のファイバーレーザー溶接では、溶接する箇所によって対応できない場合があった(溶接機器が入らないような場所の溶接など)。ただし、新たに登場したロボットファイバーレーザー溶接で、対処が可能になる場面が一気に増えている。
弊社は先ごろ(2024年11月)、従来のファイバーレーザー溶接機に加えて、国内ではまだ導入数が少ないロボットファイバーレーザー溶接機を導入いたしました。
東京・神奈川地域では、初導入の1台目となります。
ロボットファイバーレーザー溶接は、従来機では対応が難しかった入り組んだ場所への溶接を可能にし、しかもさらに大幅な時間短縮が望めます。
「強度が高く、美しい仕上がりで、時間が短縮できる溶接」をお求めなら、ぜひ都留にお問い合わせください。